Q. ピロリ菌がいるとどうなるのですか?

ピロリ菌は5歳までに感染するのですが、感染後には胃炎が必ず起こります。
しかし、この胃炎は症状として自覚される場合と、全く自覚症状がない場合が有ります。この自覚症状がない場合が問題です。なぜなら本人は全く感染に気づいていないものですから、除菌をしないまま過ごしてしまいます。そして、長期にわたりピロリ菌の感染が続いていると胃・十二指腸かいようや、胃がんなどの病気になってしまいます。横須賀市では市民を対象に胃がんリスク検診を行っていますが、平成24年にその健診でピロリ菌に感染してる(あるいは感染していた)と判定された人の約100人に1人から胃がんが見つかりました。このような検診を受けずに放っておくと、さらに多くの人が胃がんになってしまいます。あるデータではピロリ菌感染者の8%が胃がんになると推定されています。